パパのお父さんはへっぽこ小児科医

へっぽこ小児科医によるへっぽこ育児ダイアリー+α。父親と小児科医の視点から日本の医療と世相を斬って斬って斬りまくる、なんてことはなく、日々思ったことを綴ります。何かと大変な育児、読んでいただいた人に少しでもお役に立てれば良いのですが。。。

燃えてますね・・・

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どうも、あんきろさんです。

昨日書いたニセ科学の記事が盛大に燃えています。
昨日は珍しく早寝したのですが、起きてみてびっくりしました。

ブクマが増えていくのを嫌な気持ちで見ないといけないなんて、なかなか辛い状況です。

ひとえに僕の稚拙な文章の為なので平謝りするしかないのですが、ちょっと誤解されている方もいるようなので追記しておきます。

別に僕は血液型性格診断を是とするわけでもなければ、血液型診断をニセ科学として追及しほぼ撲滅に至った経緯を否定したいわけでもありません。もちろん、ニセ科学じゃないから現在血液型性格診断によってハラスメントを受けている人がいる状況を放置しろと言っているわけではありません。
血液型性格診断の入り口がニセ科学だというのはまさにその通りだと思います。ただ、これだけ血液型性格診断がニセ科学であると散々言われていて、それがある程度(僕はほぼ完全にだと思っていたのですが、ブクマのコメントを見るとどうやらそうではないようですね)定着している現状において、それを「ニセ科学」と呼んで科学的でないと言ったところで、それを信じている人の考え方を変えるのは難しいのではないかと思います。
僕の周りにも血液型でいろいろなことを判断する人はいますが、その人に「それは科学的には否定されている」と言っても、「でも実際に傾向としてはそうなんだから」と言われてしまいます。
科学的にその間違いが完全に指摘されてもなお未だに信じられていることは、もはや「ニセ科学」というよりは「迷信・言い伝え」の類に近いのではないか思いますし、それを排除するためには、「ニセ科学」と呼んで断罪するだけではもはや不十分なのではないかと思います。
まだまだニセ科学としての啓発が足りないという見方もできますが。
いずれにせよ、十分にニセ科学として断罪され、科学の皮をほぼ被っていない(と僕には思われる)血液型性格診断をニセ科学として断罪するのであれば、他にもニセ科学として断罪していただきたいものはたくさんあるなぁと思って昨日の記事を書いた次第です。
このニセ科学の優先順位についての議論については、ブクマのコメントにもありましたが人それぞれなのはその通りですね。勉強になりました。
実際に血液型性格診断を科学的と信じている方が多いのであれば、引き続きニセ科学として啓発するべきだと思いますし、また、血液型性格診断をニセ科学撲滅のモデルケースとして取り上げるべきという指摘もその通りだと思います。

タイトルのつけ方が良くなかったと思いますし、血液型性格診断によって不快な思いをされている方や、これまで科学的に血液型性格診断と戦って来られた方に対する配慮に欠けた記事でした。謹んでお詫び申し上げます。

 元々が回りくどい性格で文章も回りくどいので、これからはもうちょっと論旨が明確になるように心がけて記事を書きます。